土曜日, 12月 09, 2006

Pearl Harbor, 8th December, 1941

そういえば昨日は真珠湾攻撃のあった日。事前に避けられたのか、それとも避けられなかったかという議論はいまさら無駄なのかもしれません。この日を境に、日本は太平洋戦争の泥沼に自ら身を投じたわけです。

時同じくしてその頃のスペインといえば。。。歴史に疎い私、ちょっと調べてみました。
真珠湾攻撃からさかのぼること5年前の1936年。モロッコへ遠ざけられていたフランコ将軍の起こしたクーデターにより内戦状態に。それから3年の間、ヒトラーやムッソリーニの支援を受けたフランコ将軍側がついにマドリードを陥落。1939年以降、なんと彼が死ぬ1975年まで独裁政権が続くのです。
ヒトラー、ムッソリーニの要請にもかかわらず第二次世界大戦には枢軸国として参戦せず。
スペインがこの要請に応じていたならば、日本はスペインと同胞、同じ枢軸国として戦っていたのかも?

この独裁が、今のスペインを他のヨーロッパの国と比べて社会的な発展を遅らせてしまったのかという気がします。今のところマドリードにいて思うのは、社会的な開放性とか、他人種受け入れの寛容、もしくは他文化受け入れの寛容性といったものが、少なくともイギリスと比べて遅れているということ。これをスペインの人が問題視しているかどうかは疑問だけれど。


戦後生まれの私は、太平洋戦争でいったい日本に何ががおきて、本当に失ったものはなんだったのか、想像できない点も多いけれど、あの戦争があって今の私たちがあるのだと強く思うのです。おじいちゃんが生きていたら、今スペインで勉強している私の姿を、感慨深く、そして歓迎的に見てくれることでしょう。

今日のマドリードは一段と寒かった。。。

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