土曜日, 6月 23, 2007

それでも私は生きています。

あまりにもブログの更新がおぼつかないため、関係者各位にはご心配をおかけしておりますが、私は生きています。。。。

なんせ、今までこんなにちゃんと、小説以外の本、読んだことあったっけ?ってぐらい、Essayの資料集めのためにHuman Resourceの本やら、関連文書を読んでいます。私のEssayがちょっとでもAcademicになるように。(笑)
ついつい、感情論に偏りがちなので、それも気をつけて。。って、まあ、感情も大事だし、というかそうゆう人間の心理って行動を左右するしとても重要な要素であるわけですので、それもうまく取りいれつつ。うん、本当言うと、人間の心理、不安やら心配やらをモチベーションに変えていくのが一番大事なんだって事をいかに説得力を持って書くことができるか、そのために苦労しているような感じもあり。

とにかくですね、私は生きていますので。
大丈夫、書き上げてみせますから。

火曜日, 6月 19, 2007

そう、日本のビジネススクールは。。

経済産業省が発行している’White Paper on International Economy and Trade 2006',いわゆる、国際経済と貿易に関する白書、というのを読みましたが、この英語版、よくできてます。本当に。実際の政府の対応は別として、白書じたいはとてもよくできているんじゃないかと。

その中のひとつ、日本の高等教育に触れて、『日本の高等教育、特にビジネススクールに関しては、国際ランキング(Financial Times)に一校もランクされていない』という指摘。そう、そうなんです。前にも申しましたが、残念ながら、一橋にも慶応にもビジネススクールがあるのに、GMATを要求してなかったり、国際的アピールが足りないせいなのか、とにかく一校もランクされていないんです。これはほんと、由々しき自体と捕らえます。そうゆう意味で政府が改めて白書に取り上げたことは評価します。この白書を書いた人はアメリカのビジネススクールに、政府派遣で行ったに違いない。

と、Essayを書いている真っ最中。相変わらず、やること盛りだくさん過ぎ。。

月曜日, 6月 18, 2007

2007年問題を考える

日本を離れてから4年8ヶ月、そろそろ5年になろうかとしている私。
その間日本ではさまざまなことが巻き起こっていたようですが、そのひとつ、私の中で追いついていなかったこと、2007年問題。いまさらこんなこと、書くのは’遅れている’といわれてしまうかもしれないんですが。。

今年2007年、日本の人口はマイナスに転じるといわれ、そしていわゆる’団塊の世代’(昭和22年生まれの人)が最も多く定年を迎える年。ここで多くの企業が懸念しているのが、この団塊の世代の人々が培った技術やノウハウが、若い世代にきちんと継承されずに失われ、日本経済を牽引してきた産業全体に大きな影響を及ぼすのではないか、ひいては日本企業の国際競争力低下につながるのではないか、ということ。
そして今、色々な企業が躍起になってその技術の継承に力を入れているという現状。
いわゆる、’Knoweldge Transfer・Management'というのが、脚光を浴び始めて久しいのですが、その中で一番難しい点、個人個人に身についている技術を、いかに伝えていくか、ということ。
IT技術の進歩が進んで、確かにトラブルシューティングのヒントとなる情報のイントラネット上の整備なんかは進んでいるけれど、ただ単に、整理された情報だけでは伝わらないのもが多いわけで、特に、ミクロン単位の精度を要する機械操作なんかは、その人の長年のカンにより、達成されるもの、そんな技術によって支えられていた日本の産業界、これが失われてしまうこと自体、’ものづくり’の国として成り立ってきた日本の存在自体が危うくなっていく。。。
日本は今また新たな問題に直面しているわけです。

そう、戦後60年、いろんな危機を乗り越えてそして資源の少ない国ながらも経済発展を遂げ、ひいてはGDP世界第2位の国となっているわけです。これまでも時折触れている通り、世界各国のビジネススクールがさまざまな形で取り上げるほど、日本企業の経営におけるノウハウは注目の的となっているのですが、果たしてこれからも、こうあり続けることができるんだろうか。。。

いきなり結論付けるのは早いのですが、私は’できる’と思っています。
大切なのは’目先’を変えること、問題から逃げるとか、挿げ替えるとかではなくて、解決策を別の方向に探すこと。困難をチャンスと捉えられるだけのエネルギーがあれば、乗り越えられると私は思っています。
じゃあどうやって??というのは今私がEssayにまとめている最中。。。
なかなか難しいけれど。。(笑)

と、ブログ更新がまたまたおぼつかない日々ですが、ブログも更新しつつ、遠くから日本を見つめ続けたいと。

木曜日, 6月 14, 2007

Google says, it can tell you 'What to do tomorrow'..

Googleはそんなにすごいのかというお話。
ちょっと古いですが5月30日付のFinancial Timesに掲載されていた、'Google versus human nature'という記事より。

Googleは今世界中の人がGoogle経由でアクセスしたそのアクセス履歴、どんなKey wordでどんな情報を検索しているのかをデータとして取り込んでその統計情報によりアクセスしている人の’好み’を分析、その人の好みに合わせた広告を自動的に掲載するシステムというか、広告社に対するサービスを開始していて、企業からは、’ずいぶんこれで広告費が削減できる’とか、’消費者の好みがより具体的にわかる’とか、ポジティブな評価が多いみたいなんだけど、それに疑問を呈しているのが、このFinancial Timesの記事。

私もこの疑問に同意です。
Googleは私達の個人情報を集積、それを元に商売をしているわけですが、①勝手に私達の個人情報を商売のねたに使っていいのか、②その人の好みは分析できたとして、その人に合わせた広告が掲載されたとしても、果たしてその好みどおりに広告された商品をその人が買うことになるのか?本当に効果があるのか?
人間は感情的な生き物で、非論理的な判断を下すことが多いもの。そんなに簡単にわかられて、たまるか!というのが私の心情。
確かにGoogleの行っているビジネスはひじょーに革命的で、世界を揺るがしていて、これによってまた新たなビジネスが生まれたりしてるんだけど、この、情報優位のビジネスモデル、そして、Googleでの検索結果に信頼をますます高める世の中、本当にこれでいいのか?と、思ってしまうわけです。

現にEUはGoogleが個人情報を勝手に長期間Google側で保存しておくことに対してプライバシーの侵害とみて提訴する構えのようです。
ビジネスをする自由と、そして権利を守ること、やっぱりバランスが必要だよね。

単純に私としては、Googleに勝手に振り回されたくないと、思うのです。

水曜日, 6月 13, 2007

Charley'sという小さなカフェで

家にネットがないため、このブログは近所のお気に入りのCafeで書いています。幸いただでネットが使えるので。

今日はSupply Chain ManagementでHPのDeskjet PrinterのDistributionについてのケースをやりました。前職をまさに髣髴とさせるCaseです。。。生産はSales Forecastを元に行われるため、このForecastをいかに’正確’にするか、Marketing やSales側にいつも問題としてふりかかってくる、在庫がたまると生産側からいつも’営業のForecastが悪い’と怒られる、逆にShortageになると生産側に無理して作ってもらう。。。と、多分今でも同じようなことが毎年続いているんじゃないかと思います。で、お店でShortageになった時点で生産を増やしてもらっても、もう遅い、お客さんはお店に並んでいるものを買っていくんで、代わりとなる商品が競合他社である場合は、そっちを買っていく、Shortageとなっていた製品がお店に届く頃にはもういらないよってな状態になっていると。。。それで在庫が山となる。。
この在庫を減らしていかに効率よく供給するか、ここでもManagementがかぎとなるわけです。
プリンターは特に重量があるものなので、アジアの生産拠点からの輸送にも飛行機なんか使うととんでもない輸送費になる、かといって船で送った場合はそれなりにLead timeがかかる、スエズ運河で船座礁ってなことも????あったりする。。

今回勉強したCaseは10年前ぐらいの古いものだったんで、業界最先端のHP,今はどんなManagementをしているんだろうか。興味あります。

火曜日, 6月 12, 2007

拝啓 緒方貞子さま

ふとしたきっかけで、ジュネーブ大学の教授でWHOの顧問も勤めた女性と話をすることができました。
その会話中に、’緒方貞子’さんが登場。’彼女は、本当に素敵な女性’だという、そのアメリカ人の教授の言葉。

国連高等難民弁務官に就任して3期10年、ひたすら現場を歩き、そして人の話を聞く、完璧な現場主義。難民保護にあたり、どうやって決断するのか?との質問に、’最後は理論ではない、一瞬のカンです。’と答えた彼女。’事務所に現れた瞬間、張りつめた雰囲気が事務所に広がるようになる。平素、物静かで無駄口はきかない。日本人のイメージにつきものの「あいまいな微笑」もない。’(日本経済新聞1月1日朝刊記事より。)

そう、その一瞬のカン、なんの迷いもなく当たり前のように決める決断力。
母であり、大学教授であり、国連の弁務官であった緒方さん。
そして幾度か上がった首相候補の声、それもあっさりと断った彼女。

どうしたらあんなふうに、強くしなやかに、なれるんだろうかと。私としてはひたすら尊敬してしまうのみ。

まだまだ足元にも及びませんが、私もいつか、彼女のような素敵な女性になれたらと、思います。

日曜日, 6月 10, 2007

旅は道連れ、世は情け。


フランスから友人遊びに来る。。というわけで、金曜日から日本での同志、Hさんが遊びに来ました。私がレポートやらなにやらに追われて、あまり一緒に遊ぶことができずに、申し訳なかったのですが、今日は二人で午後からピカソのゲルニカを見に出かけました。
。。。でも、美術館がお休み。。おいおい。。

で、まあ天気もいいし、二人でプラドの近くをお散歩。風もここちよく、雨上がりのMadrid。
久々に日本食が恋しくなったので、日曜のお昼は30%Offのレストラン、’大吉’まで歩きました。
Hさんは五目ラーメン、私は鉄火丼を食べて、さあ、お金払って帰ろうか、って時に、なんと。。Hさんが財布のなくなっているのに気がつき。。ジップのついた大きなバックの底のほうに入れておいたはずの財布が。。。ない。。。何度探しても。。。ない。。。。。
え?とあせる二人。
でも、どんなに探してもないの。。

やられてしまいました。スリのようです。
Madridにすりは多いと聞いているけど、せっかく遊びに来た友達が被害にあってしまうとは。。悲しいやら悔しいやらです。しかもどこでとられたんだか、二人とも全く気がつかないうちに。。

気をつけなくちゃね、本当に。。
幸いなことにHさん、前の日にキャッシュマシーンでお金を下ろそうとしたところ、カードがマシーンに食べられてしまいそれっきり出てこない状態に。。明日銀行に行って取り返すことになっていて、これまたスペインではよくあることらしいのですが。。という、不幸中の幸いがあり、なんとかお金を下ろすすべだけは残っていますが。。
それにしても本当に。。
油断大敵?でもとっていくほうが絶対悪い。こっちだって気をつけてたのに。。
ちょっとけちがついてしまいましたが。。。元気を出そう。

で、今日のMadridの空を添付。

木曜日, 6月 07, 2007

Madridの熱気の向こう、辰野が見える。

いよいよMadridも熱くなってきました。朝は涼しいんだけれども、午後になるととたんに熱気に包まれてそのまま夜も蒸しているという感じ。

そんなさなか、Management Controlの授業のレポート、今回はOlympus. Olympusが80年代から90年代にかけ行った製品ラインナップに対する戦略とコスト削減に関するケース。Target Costという方式を取り入れて、想定市場価格をベースに、そこからマージンを差し引いた製造原価を’この価格以内’と定めて、その原価の範囲内にいかに納めたらよいか、その方法が書かれています。

そしてこの、Harvardのケースの中に、なんと、Olympus国内拠点工場のある辰野が、頻繁に登場するのです。各部署で行われたシュミレーションがTatsunoで評価され、Test runなどが行われ、経営陣の承認によりその製品の生産が開始されるという話。Tatsuno, Tatsuno, Tatsunoの連発。

ケースそっちのけで、毎年辰野で行われる’ほたるまつり’のことを思い出しました。
小さい頃、よく行ってたしね。
あの、天竜川沿いの小さな町辰野の地で、Olympusのたゆまぬ努力が続けられていたわけです。
そしてそれが、Target Costの例としてCase Studyとなり、HarvardのProfessorたちによって評価され、そして世界中のBusiness Schoolで分析がされると。

まさか私、MadridにいてTatsunoの文字を見るなんて、思わなかった。。
月曜日はクラスでTatsunoが一躍有名になりますよ。

火曜日, 6月 05, 2007

Tengo sueño (眠い!)

Don't know why but so sleepy....
スペイン語で言うと、Tengo Seueño (テンゴ スエニョ)眠い!って感じ。。。なのです。

疲れているのかなぁ。(笑)って、いまさら何いってんの。
まあ、眠れるのは良いこと。Sleeping beautyとも申します。(笑)

ところで久々に学校の日本人の友人が'週刊朝日’を貸してくれたので、じっくり読んでしまいました。印刷された日本語の活字に、本当に飢えていたみたいです。なんだか、某私学の雄の学内闘争の話とか、北朝鮮問題とか、はたまた3面記事まで。。私がスペインの太陽を浴びつつ学校と家の往復三角地帯生活をしている間も、日本ではいろんなことが起こっているようです。そんな、日本の日常とは程遠く、Internationalなビジネスのお勉強をしている私です。

明日1日行ったら、木曜日と金曜日は学校がお休み。
フランスから日本の友達が遊びに来るんで、久々に会えるのが楽しみです。
っつってもやることいっぱいあるんだけどね。。

月曜日, 6月 04, 2007

4th Term 始まる

3rd Termが終わった余韻を楽しむ暇もなく、今日から4th Termが始まりました。

今期のLectureは。。。

Management Control System
Marketing III
Busines, Government, Society
Human Resources
Negotiations
Supply Chain Management

です。Soft・Hard両面のアプローチ、で、今期もさらに忙しくなりそう。。
いきなりBusiness, Governmmet, Societyでは50ページの読み物で、アダムスミスにフリードマンときて、かなりHeavyです。。
MarketingはHotel Industry, Tourismが専門のProfessor. 最終的にはMarketing Planを書くという課題があり。。あ~昔を思い出す。。という感じです。

さて、今期もがんばろう。

土曜日, 6月 02, 2007

来週から新学期、新グループ

3rd Termが終わり行く余韻を楽しむ暇もなく、月曜日から4th termが始まります。

新しいグループも発表になりまして、なんと、1st Termで一緒だった、リヒテンシュタイン君とまた一緒のグループ、何かの間違いでは?と思ったのですが、そうではないようです。
学校側もすでに一緒になった人とは重ならないようにしているようなのですが、何らかのクライテリアでグループを決めるにあたり、4回目ともなるとどうしても前に同じグループになってしまった人と重ならざるを得ないようです。でも、1st Termともにがんばった彼と一緒なのは当然Welcomeなことなのですが。

なんだか集中力がちょっと切れ気味の土曜の夜、こんなときは仕方がない、少し休んで、また気を取り直して明日がんばろうと、心に誓うのでした。

ところでMixiに欧州MBAというのが立ち上がっているとの事、私もグループに参加しようと思います。

金曜日, 6月 01, 2007

Operation Managemet試験終了。のこりひとつ。

Opereation Managementの試験が終了しました。昨夜はレポート書きおよび勉強のためブログ更新で傷でした。

で、試験のほうはというと。。。。標準偏差やらSafety Stockやら統計学満載でこれがまた難しかった。(私には。。)
まあ、精一杯やったんで、とにかくあとは結果を待ちましょう。

ところでこのあいだ天皇陛下ラトビアおよびリトアニアにご訪問というニュースのことを書きましたが、今度はなんだか、皇太子ご夫妻が、私のふるさと某山岳地帯に(ばればれ。。)ご訪問なさったとの記事。これはこれは。。。当地は大騒ぎだったことでしょう。雅子様の具合はどうなんでしょうか。雅子様のこと、個人的に女性として尊敬しているので、そのままの雅子様で、元気でいてくれたらと。。。思います。

と、すっかり試験終了モードですが、もうひとつ、Country Economicのレポートが残っているのでこれを片付けなければ。。
そして月曜日からもう新学期です。