日曜日, 9月 30, 2007

R、Madridに来る。

私の親友であるRさんがお友達と一緒にスペインに来ました。今回はパック・団体旅行の一員として、最後のMadrid観光のおり、彼女と再会することができました。

親友というのか、腐れ縁というのか、なんせ小学校一年生の頃から高校まで一緒、小学校、中学は同じクラス、合計9年間毎日顔を付き合わせ、下手すると親よりいた時間が長かったかもしれない仲間の一人で、なんだかんだで連絡を取り合っていて今日に至るという間柄、ほか6人の幼馴染同志、改めて親友と呼び合うこともないのだけれど、何かあったら必ず助け合う仲間。。。

私の生まれ育った某山岳地帯は、小学校、中学で組変えという制度がなく、なので一年生から六年生までずーーーーーっと同じメンツですごす、最悪?なパターンで。。今でもそうなのか、わからないけれど、そのおかげでかなり濃い絆で結ばれているのかなと。
しかしRさんと中学までも同じクラスと知ったときの衝撃は今でも覚えている、’ああ、何かの陰謀じゃないか’、と。。。。(笑)

そんな彼女とMadridで再会、久々に会えて、まあ久しぶりという感じもせず、そしてうれしかったです。
彼女のお友達と3人で食事をし、私が少し夜のMadridの街を案内しましたが、道を間違えてまた馬鹿にされる羽目でした。

今はそれぞれ別の道を歩む仲間同志ですが、こんな濃~い仲間は私にとっては宝だと、思うわけです。

木曜日, 9月 27, 2007

なんだか急に寒くなってきた。

Madrid.昨日から急に寒くなってきました。天気はいいし、空も真っ青なのだけれども、風がとても冷たくて、その風が一日中吹いている。もう半そでではいられない季節になってきました。

1ヶ月前の暑さがうそのよう。
こんなに違うもんかと、思ったりしますが、まあ考えてみればもう9月も終わり。寒くなってきて当然です。
暑かったときの頃から考えたら、ありがたいことじゃないかと。
しばらくテラス席でお茶飲んだりするのが気持ちい季節でしたが、それももう終わりのようです。

アキですよ~。

水曜日, 9月 26, 2007

The Entertainment Industry

今日から私の楽しみにしていた、The Entertainment Industryという授業が始まりました。

内容は主に、映画、ゲーム、音楽、レジャーなどの業界がどのように成り立っていて、そこで巻き起こっている競争や企業の戦略を学んでいくというもの。

Disneyのケースなどもやるんで、とても楽しみです。
あー、そういえばディズニーランド、しばらく行ってないなぁ。ヨーロッパに来てかれこれ5年ぐらいになるけれど、ユーロディズニーにはまだ行ってないし。(なんだかヨーロッパでディズニーランドに行く気になれず。。)最後にディズニーランドへ行ったのは東京、それも7-8年前じゃなかったかな。。

ディズニーランドってのは本当に’エンターテイメントの天国’のようなところ。あの徹底振り、そしてディズニーランドの外の世界のことを一瞬忘れさせてしまう力はすごいと思います。特に東京ディズニーランドでのあのサービス。デートといえばディスにーランドって言うのも、東京ならでは感じ。
って、そんなことはどうでもいいか。

火曜日, 9月 25, 2007

Business of Fashion

先日のFinancial Timesの特集記事に、'Business of Fashion'というのがありまして、今ヨーロッパのファッション業界を動かしている企業家、そしてデザイナーについて、それからいわゆるLuxuary Brandと呼ばれる高級ブランドの状況が書かれていました。

私の興味をそそった部分をかいつまんで書き出してみますと:
イタリア、フランスの高級ブランドが海外へ続々と出店を重ねていくにあたって、次第にそのブランドが’規模’を追求するようになって来た。これらブランドはもともと、例えば’Made in Italy'だとか’Made in France'というブランド発祥地での生産が高付加価値を生んできたものだけれども、規模が大きくなるにつれて世界中の需要にこたえることは非常に困難、そしてかさんでゆくオペレーションコストを抑えていく必要がある、ということで当然生産を中国やインド、北アフリカ、南米などへ移行させている。ブランドの中にはこの生産の移行をひそかに行っているところもある。(ブランド自体の価値を損ねないようにするために。)当然、発展途上国での生産費は自国生産費の30%以下となる場合もあるがそれでも'ブランド力’によって例えば100ドルで生産されたバックが2000ユーロ等の値で店頭に並んでいるのである。このような状況の中で、いわゆる'Made in France'とか’Made in Italy'という生産国によるブランド価値自体が薄れつつあって、さらに発展途上国での技術、品質管理の向上によってフランスやイタリアで作ったものと全く変わらないものが出来上がるという状況。 この先、Luxury Brandの価値はどうなっていくのだろうか。そして近い将来、発展途上国の経済発展によってそれらの国で生産するのも決して安くなくなる日がくるであろう。
というもの。
うん、それはごもっとも。

しかしマーケティングの力というのはある意味偉大で、特にファッション、コスメ業界では、本当に原価数ドルのものがあっという間に10倍以上で売れてしまう。私も買ってしまう。もちろん、それだけの品質があってこそだけれども。そう。私も喜んで買ってしまう。。ただ、生産側にとってフェアでないコストで生産されているとすると、それだけのものを払う価値が本当にあるのだろうかと、考えざるを得ない。

と、難しいところはさておき、記事中にあった、中国のPortsというブランド、ちょっと注目です。

月曜日, 9月 24, 2007

信号がとまってしまうMadridの街角。

日本では近頃あまり耳にしないことだと思いますが、こちらMadridでは交差点の信号の電気が切れてしまったのか、なんなのか、とにかく信号自体がとまってしまう、という場面にたまに遭遇します。それもかなり広い交差点で。例えば昨日、うちの近所の交差点。双方ことも全く信号が消えてしまっており、車を運転しえいる人たちはとりあえず流れに任せて進む、交差する側の人は様子を見て一旦流れが止まったところで交差点へ進入する。。といった風で、一見なんの問題もないかのように見えるのですが。。ところが。。ふっとみると、信号が、消えている。。

しかも警察の人も交通整理するでもなく。。。

さすがスペイン?すごいことです。

かとおもうと、信号は正常に作動していても警察の人が大きな交差点で交通整理をしているときもあり。これは信号を守っていると渋滞がますますひどくなってしまうような場合に行うようです。そしてこのとき、歩行者はあまり優遇されないのです。(少なくとも私の印象では。)

しかし、信号が作動しなくても日曜日だからか?ほっとかれるって、すごい。。

土曜日, 9月 22, 2007

Noche del Blanco

今日の夜は、Madrid市の文化局が主催する、'Noche del Blanco'というイベントが開催されます。

何かというと、コンサートやアート関連の特別展、ダンスなどのイベントがマドリードの中心地にある美術館を中心に夜通し繰り広げられるというもの。プラド美術館も夜通し開館されるらしいのです。

このイベント、最近始まったようで、ヨーロッパのほかの都市のイベントとも連動しています。パリ、ブリュッセル、ローマ、そして、リガでも同じイベントが別の日に行われています。

私も初めてのことなので、一体どんなものなのかまだ想像できないですが、とりあえずこれから行ってきたいとおもいます。

ちなみにNoche del Blancoとは、’白い夜’、つまり、白夜。スペインにはもってこいの、オールナイトイベントです。

金曜日, 9月 21, 2007

あともうすこし。

’あともう少しだから、がんばって。’と、今日母に電話で言われました。

なんでもない言葉でしたが、心にしみました。
そうだ、あともう少しだ、がんばろう、と、心から思いました。

木曜日, 9月 20, 2007

麻生さんの英語、’べらんめえ調’?

自民党総裁選挙が大詰めを迎えているようで、麻生さんと福田さんの外国人特派員協会での共同記者会見の模様の記事を読みました。

なんでも記事によると、麻生さんは会見を英語で切り出し’国際派’をアピール?。。。しかしその英語はブロークン、’べらんめえ調’であるとは某スポーツ新聞。まあ、スポーツ紙の記事なので、多少の誇大表現はあるのかも知れませんがもし記事の通り’べらんめえ調’(。。。そんな英語があるのか??)だったとすると、国際派アピールにはならなかったかも知れません。英語でコミュニケーションできることはもちろんプラスだけれど、一国の首相の立場になろうという人、つまらないことをアピールするよりは、正々堂々日本語できちんと主張したほうがよっぽどリーダーとしての風格があがると思うのだけれど。。

まあしかし、日本にいない私、その記者会見の様子も見ていない私、本当にはどんな印象を与えたのかわかりませんが。もしFinancial Timesの記事になるようならば、また報告します。

月曜日, 9月 17, 2007

Go! Tigers!

私の応援する阪神タイガース、ついに本日首位に返り咲き!

なんでも今日の試合、7回同点からシーツのタイムリーで勝ち越し、矢野のタイムリー、代打檜山の犠牲フライで追加点!

いやぁ。。甲子園はこのラッキーセブン、俄然盛り上がったことでしょう。7回裏の攻撃前に六甲おろしとジェット風船の恒例応援大合唱があるのですが、そのあとのことなので盛り上がりもひとしおだったことかと。あー、ナイター行きたい。。。

という私は別に大阪出身でもなんでもなく、生まれも育ちも某山岳地帯ですが、そういえば最新ニュースによれば、その某山岳地帯の県警が変質者を’和田アキ子風。。’とか表現したとか。全く思慮にかけると思い、情けない限り。。県民の端くれとして和田さんに謹んでお詫び申し上げます。。

日曜日, 9月 16, 2007

Madridの好きなところ。


私がMadridの中で好きなところは、街のいたるところにベンチがあったり、ちょっとした休憩空間が作られているところ。で、結構その空間を街の人たちが利用しているところ。

車通りの激しい大通りでも、歩道沿いにベンチがあったり、広い通りの真ん中が遊歩道になっていたりして、その遊歩道沿いにベンチがおいてあったり。

日本でも遊歩道のある街は多いけど、さすがに東京のど真ん中、例えば青山通り沿いとか渋谷の公園通りとかには、とてもそんな余裕がなしなのが、残念。

都会にあってもこのぐらいの余裕があるところが、なかなか良いと思います。

近所の休憩空間の様子を添付。

金曜日, 9月 14, 2007

This is not bushido, this is checken.

本日のFinancial Times。うつむく安倍首相の写真とともに辞任のニュースが一面に大きく掲載されていました。記事の中で目を引いたのは、Tantallon ResearchのPresidentの言葉。’This is not bushido, this is checken.'。そう、Checken=臆病、そういわれても仕方がないのです。これで海外にまた日本の弱さが露呈されたと。Financial Timesによれば、もし麻生さんが後任となった場合、また古い自民党体質の政治に逆戻りするのではないか、という懸念もあり。

日本には、もう侍なんて存在しない。少し前、新渡戸稲造の書いた'武士道’がはやっていたけれど、その心意気、実践できる社会じゃもうないのかな。個人レベルで心がけることはできたとしても、社会全体がそんな心構えでいるのもばからしくなってしまうような世の中じゃね。。。

と、昨日に引き続き首相辞任に関することでいきまいてしまいましたが。。こんなこと情けないということ自体が、時代遅れなことなのかもしれません。

木曜日, 9月 13, 2007

日本無責任時代。

それにしても安倍(元)首相、ちょっと無責任すぎやしませんか。

一国の総理大臣が、テロ対策法の延長成立のめどが立たないとか、なんだとか、こんな中途半端な形でやめるという、一体どうゆう立場だと思っていたんだろう。。参院選の自民党敗退があったにせよ、ほかに理由があったにせよ、'職務を全うする’という責任を、一体どう考えていたんだろうか。

全く驚きました。
残念ながら日本には’国益’を優先してリーダーシップを取れる人材が少なくとも政界にはいないってことか。。。本当の意味での’エリート’がいないってことか。。。もっと根本的に国益を優先できるリーダーを輩出するような土壌があるかと考えると、傍から見ていてどうもそうとは思えない。これは高等教育のレベルにも関係するだろうと思う。

情けない限りです。本当に。
会社辞めるんだって、こんな中途半端にやめる人、少ないと思うよ。
日本の魅力は、どこへ行く。。。

水曜日, 9月 12, 2007

最後まで、何が起こるかわからない。

MBAの勉強とはあまり関係ないですが、ひょんなことから球史に残る92年のプロ野球日本シリーズ初戦の最後の場面を見つけたので、このブログに載せたいと思います。



ヤクルト杉浦の、サヨナラ満塁ホームラン。
あの土壇場での駆け引き、そして2ストライクからフルスイングのあの度胸。
まさにプロの仕事。

ほんの少しの才能とすさまじい量のトレーニング。そして実践。
この繰り返しの中で起こること。これはある意味、何にでも通じることかも知れない。

それにしても。。。あー。。。日本の野球が恋しいです。
聞けばわが阪神タイガース、まだまだ優勝のチャンスあり?って?いよ~し、がんばれ~!!
あ、がんばんなきゃなんないのは、私のほうでした。

火曜日, 9月 11, 2007

正々堂々。

やはり、物事進めるにあたり、姑息な手段に走りすぎると墓穴を掘るもの。

迷うような要素は最初から排除しつつ、正々堂々向きあって対処するのが肝心。問答無用!できっぱりと。。

と、なんだか概念・抽象的ですが感じた今日この頃。

日曜日, 9月 09, 2007

Are you a maximiser or a satisficer?

Columbia Business Schoolのウェブサイトを覗いてみたら、こんな記事がありました。
The pursuit of happiness  When trying to find the best option makes us miserable.

’幸せ’だと感じることは人それぞれで、同じことでもそれで満足できる人もいれば、いや、まだまだいいことがあるんじゃないかと、満足できない人もいる。この記事は主にMBAを取得している学生を対象にタイプを大きく2つに分けて、そのグループそれぞれの就職活動について追った調査結果が書かれています。2つのタイプとは、’Maximizer=いつもベストだと思われるものを探す人’。もうひとつは’Satisficer=そのときあるチョイスで満足する人’。

特に就職活動において、Maximizerの人はとにかくたくさん履歴書を送り、1000でも2000でもチョイスに目を通し、その中で’Best'だと思われるものに一旦落ち着く。Satisficerはある一定のところで探すのをやめ、そのときオファーがあったものに落ち着く、という傾向が見られると。では調査中どちらのタイプが多くいわゆる’内定’をもらったかというと、Maximizerのタイプのほうが多く内定をもらっていて、給料もMBAを取得する前よりもよりよいポジションのGetしていると。

しかしだからといって、Maximizerの人がそれに満足しているかというと、このタイプの特性上、決してそれで満足しているのではなく、仕事が決まったあともほかのチョイスの事を考えていると。

さて私。記事の中に自分はどちらのタイプか判断するための簡単な質問があったのでやってみたところ、やはり’Maximizer'、つまり、’いつも隣の芝が青く見える’タイプで。。例えば友達と食事に行き、友達の食べているものがおいしそうに見えたりして、’ちょっとちょうだい。’とか言ってしまう。(これは母親ゆずりな面も。。お互い気をつけましょうね。お行儀悪いですから。)

MBAをやろうって人の中にはMaximizerの人が多いんじゃないかと思う。より良いポジションを求めて勉強しようって高い志を持っている人が集まりやすいし。

そういえば昔、前職でProduct Managerの部署に自分の希望で異動がかなった際、移る前の部署の上司の送る言葉:’隣の芝は青いといいわね。’と。。。。ちょっとひやっとしましたが。。。
私は、どんな選択肢をとるにしてもそれが青いと信じ、また、'私が自分で青くする!’と思うタイプ。
ある意味、お幸せなのかも知れません。

土曜日, 9月 08, 2007

MBA Gym

Financial Timesのビジネスエジュケーションのページを閲覧していたところ、MBA講座、ならぬ、こんなサイトに出くわしました。なずけて、’MBA Gym’だそうです。
MBA Gym

面白そうなので早速登録(無料)、で中のコンテンツにあるFinanceの問題を試してみました。まだできたてのほやほやなサイトのようで、Financeの問題といっても計算で解ける問題が列挙されていたり、本当に基礎知識の解説だったりですが、結構面白い構成だと思います。忘れてしまったことを思い出すのにもいいかも、あと、頭の体操にもなるかな。

これからMBAを。。。と考えてる方々にもおすすめ。どんなことを勉強するのかを、非常に簡単ですが、知ることができます。これみて、’あれ?簡単じゃん、だったら別に高いお金払ってビジネススクールへ行かなくっても。。’と思う人もいるかもしれませんが、いやいや、学校へ来て勉強するのと、単にネットで知識をさらっていくのとは大違い。学校へ来ていたからこそ、こうゆうサイトに出くわしても真の価値がわかるというもの。

このサイト、ちょくちょくのぞいてExcersise、やろうかなと。

金曜日, 9月 07, 2007

Leadership in Women

本日の授業、Leadership in Women. 

近年、CEOなど、企業のトップポジションで働く女性がどのくらいいて、その状況はどうなのかという議論をしました。スペインでは近々法律によって経営陣(Board member)の女性の割合を40%以上とすることを定めるようです。これはあくまでも’奨励’で、そうしなかったからといってすぐに罰せられるようではないようですが、それでもより強行に女性の社会進出を促すようです。フランコ時代までのスペインの社会情勢、女性に対しては非常に厳しいもので、あくまでも家庭に入り家族の世話をするというのが前提、その他人権的にも阻害されることが多かったようですが、それ以降ほんの30年余りの間に女性の地位向上に関しては速いペースで法整備が進んでいます。それでもまだ企業の経営陣に占める女性の割合はヨーロッパのほかの国に比べて低い。特に高いのはノルウェーなどの北欧諸国。こちらも法律的に女性の参画がほぼ義務付けられているという要因が大きいようです。

以外に低いのがイギリスやフランス、そして特に低いのがイタリア。経営陣のうち女性の割合はまだ10%にも満たない状況。
さて日本は?というと、これまたイタリアに左に習え。アメリカが20%近いのに対し、日本はまだ10%以下。
しかし難しいと私が思うのは、、’少子化対策’と’女性の社会進出’の両立。一方で女性が男性と差別なく会社でのポジションを築くことを奨励しつつ、一方で子供を生み、育てやすい環境を作るということ。企業がそれに対応してフレキシブルな労働時間や、子育てをある程度優先させても出世に差し支えないシステムを作らない限り、女性にとってはますます厳しくなることに。。その象徴が、経営陣10%以下というところに現れているのかもしれません。
少なくとも、産休を取って会社に戻ってきても、また同じポジションで働くことのできる制度を持つ会社が増えていくことも重要だと思います。イギリスはその点確保されていたり、ベビーシッターの利用率も高かったりで、女性に対して社会が課す、というか期待する責任の重さは、日本よりも低いのではないかと言うのが私の印象でした。

日本での私は、あまり’男女雇用機会均等’とか、男性社会の中で’闘う’的な姿勢をとっていたつもりはなく、気がついてみたらがんばっていた、というのが率直なところ。今でもあえて'闘おう’とは思わず、女性であることが有利に働いたり、自分を活かせる仕事ができれば、単純にそれが幸せだと思っており、それが必ずしも企業のトップの座につきたいという願望にもつながっていないので、今の状況をものすごく不満に思ってはいませんが。
でも、家族がありながらも楽しく働ける環境の改善は、是非推し進めるべきと思います。
(って、私は政治家か???。。。笑)

木曜日, 9月 06, 2007

Social Entrepreneurship

今日はSocial Entrepreneurship(ソーシャルアントレプレナーシップ)の一回目の授業がありました。このブログでも何回か触れていますが、このSocial Entre...というもの、社会的利益を優先させたプロジェクト、事業を遂行している組織、団体について深く掘り下げていくものです。

この分野、近年特に注目されていて、経済的利益を優先するのではなく、社会的、もしくは環境的なものも’利益’として捉え、そこにおいてポジティブなインパクトを生み出そうと活動する、例えば発展途上国の特定地域において雇用を促進する目的での事業とか、先進国でもフリーターやニートなどと言われる人たちを対象にした職業トレーニングとか、若者が事業を始めようとする応援をするとか。。世界各国で様々な火つどをしている人たちがいます。非営利団体として活動している人たちもあれば、れっきとした営利団体として活動している人たちもあり、様々。しかし体系的な学問としてはまだ研究が始まったばかりの分野で、専門的なコースを行っている学校も少ないのです。

そのせいか、なんなのか、この授業を受講している学生、全部で30人ぐらいいるのですが、8割以上がInternational Exchangeでほかのビジネススクールから来ている人たち。純粋にうちの学校の学生は10人にも満たないという。。なかなかこれも興味深い事実。

10回のセッション、ほかの学校の人を交えて面白いディスカッションになればいいなと。

水曜日, 9月 05, 2007

5th Term始まる。

さて、私の’無謀’MBA 最後の学期、5th Termが始まりました。

今期私が受講するのは:

Entreprenership Ⅳ
Leadership in Women
Social Entrepreneurship
Negotiation
The Entertaiment Industry
International Financial Management
The Challenges of High Tech Marketing

Entrepreneurship IVとSocial Entre...は対になっていて、私のビジネスプランをまとめて11月に発表するというもの。実は当初この5th Termでアントレをとらないつもりだったのですが、紆余曲折あって受講することになりました。でもまあ、去年の11月から5月まで、ビジネスプランを合計3つ、書いてきてますのでこのタームはその総決算。何をどうかけばよいか、何が企画のポイントとなるかはこれまでで把握できているので、学んだことをここで活かす訳です。ほかの学校と違い、うちの学校はこのEntre..が必修科目でいきなり1st Termから組み込まれていて、当初は’苦しい。。’の一言だったのですが、ここに至って’やっておいてよかったな’というのが正直なところ。ビジネスプランを立てることは経営に関する知識、ノウハウ、経験等全般にわたって必要となってくるので、ある意味本当にMBAで学んだこと全てが関係します。
詳細は、おいおいブログにアップデートしていこうと。

さあ、最後の学期、がんばろう。

火曜日, 9月 04, 2007

夏休み最後の日。

今日は私にとって夏休み、最後の日。明日から最後の5th Termが始まります。

5th Termはいわゆる、Electives, 選択授業を受ける期間。スケジュールによってはまだ授業の始まらない人もいますが、私の場合は明日から。ただ、以前みたいに毎日3こまづつ授業のある日は少ないので、その分ほかの事にあてられます。MBAのうちで、一番大変だった時期は、知らぬ間に終わっていたのか?それともあと3ヶ月、何かの落とし穴があるのか? と、それはこれからのお楽しみ。ブログは毎日更新しようと。

ところで夏休みでMadridを出ていた仲間がぞくぞくと帰ってきました。そのうちの一人から連絡があり、久々にGrand Via(Madridの繁華街。。?)へ行き、’学割’を使って、Tyssen=Bornemiza(ティッセン=ボルネミッサ)美術館へ行ってきました。以前Madridへ来た、美術専攻のいとこが絶賛していた美術館、まだ行ったことがなかった私。これがなかなか、侮れませんでした。特別展で、ゴッホが死ぬ前の70日間に描いた絵ばかりを集めた’Van Gogh The last landscape’というをやっていました。ゴッホは自殺する直前フランスのオーベル シュル オワーズというところにいたそうですが、そこでの短い滞在期間に70以上の作品を残したのです。

今までいろんな美術館でゴッホの絵、有名なひまわりとか、自画像等見ましたが、この特別展で見た風景画が、どんな有名な絵よりも一番良かった。。特に色使いが明るく、暗い影があまり見えず、死ぬ前の一花だったのだろうか。。とても印象に残りました。

と、こんな風に芸術に浸っている暇は、明日からはもうなさそう。
私もMBAの最後の一花、咲かせなければ。

土曜日, 9月 01, 2007

髪の毛を切ってみる。

あまりにも伸び放題伸びてしまったので、髪の毛を切りに行きました。
近所の美容院でよさそうなところをみつけ、多少のリスクも感じながらもその美容院へ入ったわけです。

スペインの美容院の多くは、いわゆるカットとブローが別料金で設定されています。で、ブローも入れると結構な出費。うーん、これは。。。とおもいつつ。とりあえず私の片言のスペイン語で、ヘアーカタログを見つつ、’ここをこうして、この辺はこうして。。’と、伝わったんだか伝わってないんだかわからなかったですが、おもむろにシャンプー台へと案内され、シャンプー開始。で、リンスというか、コンディショナー、これも別料金だったみたいで、シャンプー終了直後、’コンディショナーも入れると4ユーロあがるけど、いい?’と聞かれ、’今聞かないでくれよ。。’とおもいつつ承諾。そしてカットが始まりました。

案の定、かなり豪快なカット。イギリスでの生活でこちらの美容院の様子には慣れていたものの、切り始められた瞬間、’あー、失敗したかも。。’と不安がよぎります。まあでも、最初からそれまでのスタイルとあまり大差ないスタイルをお願いし、多少短くする程度と要望していたので、とりあえず大失敗!!とはならないだろうと。

カット自体は正味15分程度で終了。じゃきじゃき切られて、多少うーん。。。と考えてしまうところもありましたが、まあ、とりえあず無難と思われる線で終了。
なんとなく、’これはかなりヨーロピアンだ’と自分で納得(せざるを得ない)結果に。
うん、外国生活長いしぃ~、私ってばかなりヨーロピアン、ぐらいな感じです。(わかんないっつーの。)

それにしてもやっぱり、日本の美容院はすばらしい。カットの技術といい、サービスの質といい、世界最高峰といっても過言ではないと。同じお金を支払っても、受けられるサービスが質、量ともに格段の差。
美容師の人たちの手先もほんとに器用だし。

もう二度と、マドリードで美容院には行くまいと心に誓ったのでした。