月曜日, 7月 30, 2007

自民党惨敗というよりは。。

小沢氏の大勝、貫録勝ちといった方が適当なのでしょうか。

日本の参院選における自民党の大敗はこちらヨーロッパでも大きく取り上げられています。30日付のFinancial Timesは安倍首相続投のニュースを報じています。’国民の安倍政権に対する不信’が選挙に現れたと。確かにここのところの安倍政権、全くふがいないニュースばかりが続き、しかも相次ぐ閣僚の配慮に書いた発言、情けないやらなにやら。それをメディアがまた大きく報道するわけだから、いやがおうにも自民党には全く不利。民主党には大歓迎の追い風で、今回の選挙結果、当然といえば当然だったのかも。安倍政権の支持率見ても、去年9月に70%から始まったのはいいけど、選挙直前には30%をきっていたわけで、これは全く与党の支持率とはいえない。

民主党の鳩山さんの’国民の2大政党への関心が高まっている’との発言がどこかの新聞に書いてあったけど、本当にそうなのかな。日本もイギリス見たくなるんだろうか。’政治の安定’っていう意味では、2大政党がかけ引きし合う国はある程度政治体制としては安定しているとも言えるし(これはあくまでも私のイギリス生活で感じたことなのだけど)、そのときの第一党によって政策が大きく変わることはあるけれど、全般的に国自体がしたたかに運営されているっていうのが実感。そう考えると日本がもし2大政党へと流れていくとしても、’安定性’という意味では悪くないことなのかもしれないし、もしかして自然淘汰の流れの中で、当然の方向なのかもしれない。

と、とりとめもなく書いていますが、トップレベルでの経済動向がこれだけ上向いているにもかかわらず、与党が大敗するというのは、自民党に対する不信がいかに強いかということ。大概景気がいい時っていうのは政策が支持されるもんなんだけど、日本の場合は必ずしもそうとは限らない。経済界が独立的に機能している一面かもしれない。国はあてにしませんよってところか、お金さえ出してくれれば、いいですよってな感じかな。。??経済界が独立的に物言えるのは、いいことなのかも知れません。

と、日本。政治的にはしばらく混乱しそう。
安倍首相続投ということですが、これも時間の問題かな?

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