火曜日, 2月 20, 2007

世界の終わりと始まり

今日はEconomic Environment Special session第2弾でまた映画を見ました。 タイトルは’An Inconvenient Truth'。日本語にしたら、’不都合な真実’、とでもいいましょうか。
前アメリカ大統領候補Al Gore氏のドキュメンタリー映画で、Global Warmingの問題をよりわかりやすく、そしてどれだけ地球が危機的状況にあるのか警鐘をならし、鳴らし続けるために作られた映画なのですが、どちらかというとGore氏自身のドキュメンタリー的感じが否めませんでした。
そしてどうしても、’アメリカ人の、アメリカ人のための映画’的なというか、’われわれは今まで世界に革命的な変化を起こし、そしてよいと思ったことは先頭に立ってやってきた、今こそまた立ち上がるときだ!’と。それならKyoto Protocolも批准してほしいものだし、はっきりとした二酸化炭素削減目標を国として掲げて達成に向け国際社会と協力姿勢を見せるべきと思うのですが。。そしてアメリカが今イラクに対して行っている事を考えると、自然の驚異とは全く関係ないところで今死んでいく人たちを救うことのほうがまず先なんじゃないかと。

しかし映画を見てもはっきりわかりました。世界は今、大変な問題に直面しています。核兵器もテロの脅威も比較にならないほどの脅威、過去のどんな氷河期の終わりよりももっとすさまじい環境の変化が迫っている危機。

そして世界中の経済学者が議論する、経済と環境維持の両立。
日本として、まさに今すさまじい経済発展の途中にある中国やインドなどの国々に、’自分たちと同じことはしないでくれ’なんて、言えた義理じゃないでしょうとも思うし、だからといって先進国がたどったのと同じ道をたどっていくのを何もしないで見ているわけには行かない状況。
いっそのこと日本としては中国に1000万台ぐらいToyotaのプリウスとか低ガス排出トラックとか寄付したらどう?
と、冗談めいて言っている場合ではないのですが。。

私たちには一体、何ができるんだろうか。地球の人口って、増えすぎちゃったんだろうか。自然淘汰の波にあるんだろうか。。。。
私は私のかわいい甥っ子たちのため、できる限りのことはしたいと思う。

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