木曜日, 3月 15, 2007

囚人のジレンマ

明日はStrategic Managementの2学期末試験です。で、同級生のTさんと一緒に夕方から今までお勉強。

Michael Porterの経営学からゲーム理論、囚人のジレンマまで、いろんな要素を組み込んで如何に自分の組み立てる議論および理由付けに説得力を持たせられるかが鍵です。

というわけで囚人のジレンマ。。。

とある、共犯と思われる2人が別件で警察に捕まりました。
警察は2人を隔離した状態で取調べ。’お前にもご両親がいるんだろう、里のお母さん泣いてるぞ。’とか泣き落としする、’まあ、カツどんでも食べろや’、と懐柔策にでる。。。って、ちがうってば。そうではなく。

隔離された囚人AとBに同じ条件を提示する;
  • もし君が黙秘権を行使、もう一人もだんまりを決め込んだ場合には二人とも懲役2年。(別件の罪でしか問えないため。)
  • もし君が自白してもう一人が黙秘した場合は、取引として君は懲役1年、でももう一人は懲役15年。
  • もし君が自白して相手も自白したら二人とも懲役10年。
  • もう一人にも同じ条件を言い渡してあるよ。
という状況、さてそれぞれの囚人はどのような選択をとるか。
二人が相談できれば、お互いに’黙っていようね’と相談しあってお互い2年の懲役。でもこの場合、相談はできない。自分は黙っていようかと思っても、相手が自白してしまったら逆に15年の刑。自分が自白しておけば最高10年、うまくいけば1年。。。。囚人Aとしては、’じゃあ相手がどうでようとも自白しといたほうがいいや。’ということになる。
結果的には二人とも裏切って自白で10年の刑。。。。

と、このように、個人の利益を最大化するように行動しても、結果的にそうならないというジレンマを説明するのに使われます。
この場合はチャンスは1回なので、二人とも結局は相手を裏切るという行動に出るわけです。

では実際の世界では常にこのような状況が繰り返されているため、相手に対して’裏切ったらペナルティーが高いよ’というシグナルを出し続けることによって相手の裏切りを阻止する行動がとられる。。

と続いていくのですが。
さて、私はこのようなことを考えつつ、明日の試験。。
大丈夫か?。。。がんばります。

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