火曜日, 6月 12, 2007

拝啓 緒方貞子さま

ふとしたきっかけで、ジュネーブ大学の教授でWHOの顧問も勤めた女性と話をすることができました。
その会話中に、’緒方貞子’さんが登場。’彼女は、本当に素敵な女性’だという、そのアメリカ人の教授の言葉。

国連高等難民弁務官に就任して3期10年、ひたすら現場を歩き、そして人の話を聞く、完璧な現場主義。難民保護にあたり、どうやって決断するのか?との質問に、’最後は理論ではない、一瞬のカンです。’と答えた彼女。’事務所に現れた瞬間、張りつめた雰囲気が事務所に広がるようになる。平素、物静かで無駄口はきかない。日本人のイメージにつきものの「あいまいな微笑」もない。’(日本経済新聞1月1日朝刊記事より。)

そう、その一瞬のカン、なんの迷いもなく当たり前のように決める決断力。
母であり、大学教授であり、国連の弁務官であった緒方さん。
そして幾度か上がった首相候補の声、それもあっさりと断った彼女。

どうしたらあんなふうに、強くしなやかに、なれるんだろうかと。私としてはひたすら尊敬してしまうのみ。

まだまだ足元にも及びませんが、私もいつか、彼女のような素敵な女性になれたらと、思います。

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