木曜日, 6月 14, 2007

Google says, it can tell you 'What to do tomorrow'..

Googleはそんなにすごいのかというお話。
ちょっと古いですが5月30日付のFinancial Timesに掲載されていた、'Google versus human nature'という記事より。

Googleは今世界中の人がGoogle経由でアクセスしたそのアクセス履歴、どんなKey wordでどんな情報を検索しているのかをデータとして取り込んでその統計情報によりアクセスしている人の’好み’を分析、その人の好みに合わせた広告を自動的に掲載するシステムというか、広告社に対するサービスを開始していて、企業からは、’ずいぶんこれで広告費が削減できる’とか、’消費者の好みがより具体的にわかる’とか、ポジティブな評価が多いみたいなんだけど、それに疑問を呈しているのが、このFinancial Timesの記事。

私もこの疑問に同意です。
Googleは私達の個人情報を集積、それを元に商売をしているわけですが、①勝手に私達の個人情報を商売のねたに使っていいのか、②その人の好みは分析できたとして、その人に合わせた広告が掲載されたとしても、果たしてその好みどおりに広告された商品をその人が買うことになるのか?本当に効果があるのか?
人間は感情的な生き物で、非論理的な判断を下すことが多いもの。そんなに簡単にわかられて、たまるか!というのが私の心情。
確かにGoogleの行っているビジネスはひじょーに革命的で、世界を揺るがしていて、これによってまた新たなビジネスが生まれたりしてるんだけど、この、情報優位のビジネスモデル、そして、Googleでの検索結果に信頼をますます高める世の中、本当にこれでいいのか?と、思ってしまうわけです。

現にEUはGoogleが個人情報を勝手に長期間Google側で保存しておくことに対してプライバシーの侵害とみて提訴する構えのようです。
ビジネスをする自由と、そして権利を守ること、やっぱりバランスが必要だよね。

単純に私としては、Googleに勝手に振り回されたくないと、思うのです。

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