木曜日, 6月 07, 2007

Madridの熱気の向こう、辰野が見える。

いよいよMadridも熱くなってきました。朝は涼しいんだけれども、午後になるととたんに熱気に包まれてそのまま夜も蒸しているという感じ。

そんなさなか、Management Controlの授業のレポート、今回はOlympus. Olympusが80年代から90年代にかけ行った製品ラインナップに対する戦略とコスト削減に関するケース。Target Costという方式を取り入れて、想定市場価格をベースに、そこからマージンを差し引いた製造原価を’この価格以内’と定めて、その原価の範囲内にいかに納めたらよいか、その方法が書かれています。

そしてこの、Harvardのケースの中に、なんと、Olympus国内拠点工場のある辰野が、頻繁に登場するのです。各部署で行われたシュミレーションがTatsunoで評価され、Test runなどが行われ、経営陣の承認によりその製品の生産が開始されるという話。Tatsuno, Tatsuno, Tatsunoの連発。

ケースそっちのけで、毎年辰野で行われる’ほたるまつり’のことを思い出しました。
小さい頃、よく行ってたしね。
あの、天竜川沿いの小さな町辰野の地で、Olympusのたゆまぬ努力が続けられていたわけです。
そしてそれが、Target Costの例としてCase Studyとなり、HarvardのProfessorたちによって評価され、そして世界中のBusiness Schoolで分析がされると。

まさか私、MadridにいてTatsunoの文字を見るなんて、思わなかった。。
月曜日はクラスでTatsunoが一躍有名になりますよ。

0 件のコメント: